「性欲はあるのに以前に比べ勃起力が落ちて、満足な性交が行えない」などという悩みをかかえているのは、あなただけではありません。
1998年に行われた医師による外来患者の調査によると、日本の成人男性の25%(4人に1人の割合)が次のような回答をしています。
①勃起が十分でなく、時々性交ができない ②勃起しないため常に性交ができない
①は中等度ED、②は完全EDです。
ときどき性交ができないと答えた軽度EDを含めると、EDと診断される人数はさらに増え、その割合は、驚くことに成人男性の81%にものぼるという報告もあります。
①中等度ED、②完全EDの合計を人数で表すと約1130万人でした。
これを年代別に見ると、40歳代の5人に1人、50歳代の2.5人に1人、60歳代の1.7人に1人が中等度以上のEDということになります。
この結果、EDが意外にも身近な疾患であることが判明しました。
ED治療薬を扱う製薬会社にはWEBサイトの中にEDのQ&Aコーナーを設置しているところもあります。世代別では全体の約70%が20代〜40代と比較的若い人からの質問が多く、約25%は女性からパートナーに関する相談とのことです。
一方、電話での相談は50代以上が全体の約60%を超えていることから、相談の方法に違いはあっても、
EDの悩みは、年齢や性別と関係なく、多くの人が抱えていることが判ります。
勃起が全く起こらないケースはもちろんのこと、不十分、状態が維持できないなど、満足な性交が行えるだけの勃起が得られない状態は、いずれもEDであると言えます。
さらには、「ときどき勃起しないことがある」「勃起できるかどうか心配」など、本人が勃起に満足できない場合もEDに含まれ、治療の対象となります。
現代社会はストレスをため込む、不規則で栄養バランスの悪い食事を続ける、車での移動による運動不足、仕事上のおつきあいによる頻繁な飲酒、喫煙など生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症他)の原因となる要因がたくさんあります。生活習慣病にかかるとEDになるリスクはさらに高くなることから、今後ますますEDに悩む人が多くなる恐れがあることは否定できないでしょう。