『不妊』の問題では、女性に焦点を絞られるケースが多いようですが、WHO(世界保健機関)の調査では、『不妊』の原因が女性にある場合が41%、男性にある場合が24%、両方にある場合が24%という数字が出ています。(不妊症のカップル273組を対象)
① 造精機能障害:充分な数の活発な精子が妊娠の条件です。この状態が悪いのが造精機能障害です。男性不妊の原因の90%近くは精子の問題だと言われています。
②精管通過障害:精管にトラブルがあるため、精子が精管を通過できないことです。
③性行為障害:近年増加傾向にあるのがこの問題です。心理的な原因も多いものです。ED、セックスレスなどは性行為障害に該当します。
妊娠の確率をアップさせるためには次の条件が必要になります。
①精子の数を増加し、活発にさせる。
② 性行為の回数を増やす。
そこで、積極的に摂っていただきたいのが『亜鉛』です。
亜鉛は米、肉、魚に多く含まれるため、これまでは、日本の一般的な食生活をしていれば欠乏の問題は無いと言われてきましたが 最近の不規則な食生活や、インスタント・加工食品・ファーストフードに片寄りがちな食事内容の増加から、亜鉛不足が心配されています。
アメリカで50歳以上の男性5人を対称に行った亜鉛が精力に及ぼす影響の実験の結果、亜鉛を多く含んだ食事を摂取すると1年間で精子の数が8倍に増えるということが確かめられました。さらに、精液の濃度も4倍も上回っていたという結果が出ました。これは、亜鉛が前立腺に働きかける作用によるものです。
前立腺は『男性副性器』と呼ばれる男性特有の臓器です。精液の大部分はここからの分泌液であり、その分泌液は精子の栄養源となり、精子の生産を促進すると言われています。また、前立腺は精液の注出を促す働きがあり、勃起力にも大きな影響を与えると考えられています。